乗用の自動車が買い取られるとき、売買代金はその場で現金で支払われるか、後日指定の銀行口座に振り込まれるのが一般的です。トラック買取の場合も基本的には同様で、車両や必要書類を店舗にわたすのと引き換えに現金で受け取るか、引き渡した数日後に口座振り込みで受け取る形になります。店舗によっては、車両か必要書類のどちらか一方の引き渡しで、代金の半分を支払う形にしている所があります。先に述べたことからもわかるように、トラック買取での売買代金の支払いは、車両と必要書類が両方揃っていることが大原則です。
必要書類をいつまでも揃えられないままだと代金が支払われず、最悪の場合トラック買取店側から一方的に契約が解除されてしまうことがあります。売買契約では引渡し日も指定されるので、その日までに必ず書類を用意しましょう。紛失しているものがある場合は、速やかに再発行の手続きが必要です。代金の支払い時には、予め差し引かれる費用があることに注意しましょう。
例えば、自動車ローンの支払いがまだ残っている場合は、売買代金から残債が差し引かれます。店舗によっては、売買代金で残債を完済しきれない場合に新たなローンを組むことができるようになっていることがあります。また、自動車税に未納期間がある場合は、その期間分の税金を売買代金から賄われます。ケースによってはこの他にも代金から引かれる費用があるので、売買契約を結ぶ際にはよく確認しておきましょう。